次男が後1年少々で大学を卒業、学費の支払いも後1年、長かった子供への投資もまもなく終わります。まとまったゆとり資金が手に入ります。この資金をどのように使うかと考えた時、ほそぼそ行っていた株式投資を再開することにしました。儲けに全力投球とは程遠いのですが、半分趣味として楽しむことにしました。
1.筆者の株式投資の歴史
筆者の株式投資は意外に長く2001年から始めていました。当時は今と違って大手、中堅を含め店舗の証券が大半で、ネット証券はほとんどありませんでした、ネット証券で検索しヒットした松井証券で口座開設しました。安易に決めたな、と今でも思っています。当時の株式投資は短期売買で儲けるという話題が中心で、長期保有の情報は皆無だったと記憶しています。筆者は短期売買する時間がなかったので、株主優待ねらいで購入を始めました。その後は家のローン支払いに集中したため中断、ローン借換を行い、多少余剰資金ができた時にリーマンショック、株主優待のある個別株が安くなったので思わず購入、本当に運がよかったです。その後はまたローン支払いに集中、子供が大学生になる前に返済を終了することができました。その後は子供の学費捻出のため中断、長男が社会人になって多少ゆとりができたとき、新型コロナの影響で株が下がり思わず購入、こちらは残念ながらあまり利益がでていません。株で利益を出すのは難しいです。
2.リスクについて
株式投資はリスクのある投資です。当然ですが株価が上下するので元本割れもあります。元本割れすると精神的に辛くなり、メンタルを病むこともあります。従って定年間近での株購入は、投資で儲けるというよりは、配当金と優待を楽しみに待つという、趣味にお金をかけるというスタイルで行うと気楽にできます。趣味はもともとお金を使う行為なので株価が下がっても「趣味にお金を使った」という気楽な感覚で投資を続けることができます。
3.株式投資の魅力
株式投資はリスクもありますが、魅力も多いです。筆者が感じた主な魅力について語っていきます。
(1)配当金
当然ですが投資した会社から、半年、もしくは1年毎に配当金を貰うことができます(業績が悪く無配の場合もあります)。配当金が振り込まれたら、「今日は配当金が入ったので子供や孫と美味しいもの食べに行こう」、「夫婦でちょっといいものを買おう」、「今日は配当が入ったので自分へのご褒美」等ちょっとした贅沢と話題ができます。
(2)株主優待
銘柄は限られますが株主優待も魅力です。単位株を購入すれば優待を受けることができますので、個人株主にとってより美味しい第二の配当です。外食チェーン店で優待を使って食事すると非常に得した気分になります。自社製品の詰め合わせを受け取るという優待では、会社の好意で好きな製品を受け取ったことになります。こちらも友人や家族への話題にもなります。
(3)株主総会への参加
たとえ100株でも単位株を持っていれば、株主総会に参加する権利があります。株主総会では社長をはじめ、経営幹部が総会に出席します。特に大きな会社に勤めている方は、社長の顔すらあったことが無い方が多いと思います。しかし、株主総会では自分は権利、社長は義務で出席するという全く異なった立場で参加しています。しかも、株主は社長をはじめ経営幹部に質問する権利があり、その質問に社長は答える義務があります。このような機会は人生でもなかなか無いのではと思います。
(4)日経平均株価が気になる
株を所有すると株価は気になります。そのため、テレビや新聞等で日経平均株価がどの程度か毎日意識して確認するようになります。すると、テレビで「今日は大幅に安くなりました」というニュースが流れても、「半年前よりずっと高値だからこの下落はかわいいもの」等、過去の株価が直ぐ思い出され、ニュースと違った観点から株価を感じることができます。「おれはニュースの裏側をしっているんだぜ・・・多少のマウントに留めましょう」
4.これから株式投資を始める方へ
今は株式投資を簡単に始めることができるようになりました。筆者は最近、米国ETF投資のため楽天証券を新規で申し込んだのですが、ネットのみで書類の記載は一切なく2日で開設できました。口座開設についての情報も多数アップされており、本当に簡単でした。
主なネット証券(口座の開設順に記載)
(1)松井証券(ネット証券のパイオニア):最初に開設した口座
(2)楽天証券(楽天経済圏の方はココ):最近開設した口座
(3)SBI証券(ネット証券最大手):まだ開設していません
開設の際に必要な書類
(1)運転免許書(身分証明書)
(2)マイナンバーカード(もしくはマイナンバー書類)
(3)スマートフォン
5.まとめ
株は趣味と考えれた気楽に始められます。個別株を購入する金額は、車、旅行、グルメ等にかかる費用と比較すると大きく変わることは無いと思います。
最後はご自身の判断ですが、今後の人生の楽しみとして株の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございました。