資産形成について

定年が近いサラリーマンの投資について考える

2021年は株が上がったり下がったり、購入時期が難しく筆者も残念ながら購入した株は含み損、投資に対するモチベーションを保つのが難しい年でした。

この中で、定年が近いサラリーマンに向いている投資方法を記載します。

投資は利益を保証するものではありません。必ず余裕資金で行ってください。

 

1.近年の投資について

ここ数年の投資は、米国や全世界のインデックスファンド(日経平均、ニューヨークダウ、ナスダック等、株価指数などの指標に連動するように運用している投資信託)に長期で積み立てることを推奨する記事が多数です。

(S&P500、5年間のチャート)

2.定年が近いサラリーマンの問題

定年が近いサラリーマンの最大の問題は、長期投資する時間が無いことです。S&P500(アメリカの代表的な500社に投資する投資信託と理解すれば良いです)のチャートは右肩上がりですが、この5年間でも2か所ダウンしています。定年で収入が大幅に下がった時にあたると大きなダメージを受けます。長期投資ならそのまま継続できますが、定年後は下がった収入を補うために損と分かっていても売却することになり、資産減少だけでなく精神的にも落ち込みます。

3.時間を味方にできないサラリーマンの投資手法

定年が近い筆者は、日本の高配当株に加えて米国の高配当ETFに投資することにしました。数年で収入が大幅減になるサラリーマンにとって、配当金を増やしてより多くの不労所得を得ることが重要となってきます。この投資は次の利点があります。

(1)配当金は不労所得

配当金を得る方法は株を購入するだけです。たったこれだけで配当金という収入を定期的に得ることができます。寝ても遊んでも得ることができる究極の不労所得です。

(2)比較的安定した収入を得ることができる

配当金は株を購入してから直ぐ得ることができます。また、株価の変動と比較して配当金は変動が少なく、株購入のモチベーションを維持しやすいです。

株価はあくまで数字、配当金は自由に使える現金、このように考えれば株価変動を考える必要はありません。

(業績が悪化している企業の株は購入しないように気をつけましょう)

4.購入する銘柄について

購入する銘柄は、①高配当で安定した企業、②自分の好みの株主優待が得られる企業、この中から選ぶと株価の変動に対するストレスが軽減されます。

(1)高配当で安定した企業の株を購入することは、安定した配当金を得ることができるので、購入のモチベーションが高くなります。もちろん東京電力、JALのように無配になることもありますので100%安全とは言えませんが、銘柄が増えれがこのようなリスクも分散されます。

(2)自分の好みの株主優待が得られる株は、配当と同じく購入のモチベーションが上がります。例えば外食関係の優待は家族や友人と使うことでお得感を自分以外の方にも味わってもらうことができます。

5.購入について

配当と株主優待を両方受けるには、単位株を購入する必要があります。余裕資金が十分ある場合は個別株を購入するのが良いです。ネット証券で容易に開設できます。

資金に余裕がなければ、1株から購入できる「SBRネオモバイル証券」になります。こちらでしたら少ない金額で購入できます。

必ず「NISA」口座を開設して取引しましょう。配当金の20.315%の課税が0%になります。高配当株の場合はこの差は大きいです。サラリーマンの貴重な節税になります。

6.まとめ

定年が近いサラリーマンは、長期投資する時間がありません。このため投資の王道、インデックス投資で時間をかけて資産を形成することが困難です。時間がないので株価変動に対して気持ちに余裕がなく、メンタルを病む可能性があります。

高配当の株を「NISA」で購入し、株価に左右されることなく、税金を払うことなく配当金と株主優待を得る、このスタイルで株式投資を行うことはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

ABOUT ME
hiroawasumo
ひろです。 アラカン(還暦前後の意味だそうです)のサラリーマンです。 還暦を迎えた時にはサラリーマン生活に一区切りをつけるべく、株式への投資(趣味と実益を兼ねて)、💵をかけずに楽しむことのできる趣味の充実、健康を保つための行動について記載しています。 体力の衰えは日々感じますので、無理をしない程度にゆるく進んで行きます。 ブログは「サクラダファミリア」状態、徐々に形にしていきます。