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特にレーシックを受けた人は注意、白内障手術の体験談

白内障は眼の中にある水晶体が加齢等の原因で濁ってしまい、見え方に影響が出てしまった症状のことをいいます。

昨年白内障の診断を受けて手術を受けました。白内障は会社をリタイヤしたくらいの年齢の方がかかる病気と思っていたので、眼科で診断された時はショックを受けました。

まだ60歳になっていないのに、老人の仲間入りか・・・

ここでは、筆者が白内障の診断を受けてから手術をするまでの体験を記載しています。40代でレーシックを受けたのですが、このため手術できない病院があることとを今回初めて知りました。

なお、費用は筆者が実際に支払った金額を記載しています。手術の状況や眼科医により異なりますが参考にはなると考えています。ぜひ最後まで購読してもらえれば幸いです。

1.今だからわかる、白内障の自覚症状

40代でレーシックを受けてから眼鏡無し、コンタクト無しの生活を満喫していました。しかし2021年夏の検診で視力の低下を指摘されました。

このままでは運転免許証の更新が出来なくなると考え、近くの眼科で検診を受けることにしました。検診の結果まさかの白内障、特に右が進んでいるとの診断、白内障は現役リタイヤの方の病気と思っていた筆者は晴天の霹靂でした。

ただ、今振り返ってみると次の症状があったと思い返しました。

(1)遠くの文字が以前より見にくくなった

(2)運転中、トンネルに入ると一瞬見にくくなった

(3)拡大眼鏡をかけても小さい文字が見にくくなった

白内障の症状は様々ですが、やはり見え方に違和感を感じたら早めに眼科受診をした方が望ましいです。

2.レーシック適用者は注意、一般病院では対応不可

近くの眼科に紹介状を書いてもらい、白内障治療という理由で平日に有給を取得し紹介先の市民病院に行きました。

市民病院で様々な検診を行いました。診断結果は両眼とも白内障、特に右目は酷いので手術はしたほうが良いとの結果でした。その後医師からは「レーシックをされているのでここでは手術ができません。レーシックでも手術できる眼科を紹介するので、そちらに受診してください」と言われました。

白内障手術では、濁った水晶体を人工の眼内レンズに交換します。このレンズの度数を合わせる必要があります。レーシックを受けると度数を合わせるためには専用の眼の検診用機器が必要になります。市民病院はこの機器が無いので手術はできない。ということでした。

テストに出ます・・・

レーシックを手掛けている眼科医の紹介状を書いてもらい、市民病院を後にしました。

3.手術費用には保険適用と適用外があるので注意

白内障の手術では濁った水晶体を人工の眼内レンズに交換します。市民病院で紹介を受けた眼科医で単焦点眼内レンズ、多焦点眼内レンズついて説明がありました。レンズの種類について表にまとめました。

レンズの種類 費用について 手術後について
単焦点眼内

レンズ

保険適用

安価(数万円)

老眼鏡が必要
多焦点眼内

レンズ

選定療養(手術のみ保険適用)

手術費が多額(数十万円)

ある程度眼鏡無しで生活できる。

※他にさらに高額な自費による手術あり

レーシックを受けて眼鏡無しの生活を続けていた筆者は多焦点眼内レンズでの手術をしました。幸い貯金があったので高額の手術を選択できたと考えています。手元に現金を持っているとは思わぬ出費に冷静に対処するためには非常に大切なことを改めて実感しました。

4.日帰り手術でも、必要な休暇は1日ではない

白内障の手術そのものは30分もかからずに終わります。手術後も自宅に戻ることはできますので1日で終わります。

ただし、検診や手術後の安静期間等で筆者は8日間の年休を取得することになりました。予想以上に休暇が必要なので留意すべき項目です。

手術前の検診:3日

手術及び翌日の処置:2日

手術後の3カ月間(1週間、1カ月及び3カ月検診):3日

手術の翌日から仕事をするのは非常に厳しいです。筆者は検査で通院(電車でなくタクシーが必須)する以外は1日中寝て過ごしました。この間は片目での生活なので、物を見るだけで本当に疲れました。スマホすら見れなかったです。

眼帯は4日間で外れます。外れた時は別世界でした。手術前がうそのように物がはっきり見えました。手術して良かったと思った瞬間でした。

5.確定申告、医療費控除で税金を取り戻すために

最後に確定申告、医療費控除についてです。

サラリーマンの貴重な節税ですので、必ず申告して税金を取り戻しましょう。

医療費は1年間にかかった費用全てなので、他の費用を含め全て請求しないと取り戻す税金が少なくなります。医者や医薬品の領収書は1年間以上保管すれば、医療費控除を申告する際に慌てずにすみます。

e-Taxでは領収書添付が不要ですが、正しく明細を作成するためにも領収書は保管したほうが望ましいです。

今回は次の内容で申告しました。合計501,499円です。

申告対象項目 内容 金額

(円)

医療費 病院に支払った医療費

(領収書は必ず保管しましょう)

489,220
医薬品の購入委日 購入した医薬品

(領収書は必ず保管しましょう)

2,270
通院費 電車代

 

3,509
タクシー代 医師の指示でタクシーを使用したので、領収書を添えて計上 6,500

電車代も意外にかかっていますので、通院日を確認するためにも領収書の保管は大切です。

6.まとめ

白内障についてのまとめです。

(1)眼に違和感を感じたら、できるだけ早く眼科に受診しましょう。眼は一生のものなので放置すると病気が進行し、日常生活にも影響が出ます。

(2)レーシックを受けている方は注意、白内障の手術できない病院があります。できればレーシックを手掛けている眼科を紹介してもらうようにしましょう。

(3)白内障の眼内レンズは保険適用と保険適用外があり、保険適用外のレンズは高額です。普段から現金は手元に残し、病気になった時でもより良い治療ができるように備えましょう。

(4)白内障の手術では休暇取得が必須になります。休暇を取得できるように備えることが望ましいです。

(5)医療に関する領収書は最低1年間、保管しましょう。確定申告で医療費控除をする際、必要になります。

今回、白内障の手術をした経験をもとに記載しました。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

サイトについて

参天製薬のホームページが参考になります(白内障をはじめ、眼に関する様々な情報が記載されています)

 

 

 

 

ABOUT ME
hiroawasumo
ひろです。 アラカン(還暦前後の意味だそうです)のサラリーマンです。 還暦を迎えた時にはサラリーマン生活に一区切りをつけるべく、株式への投資(趣味と実益を兼ねて)、💵をかけずに楽しむことのできる趣味の充実、健康を保つための行動について記載しています。 体力の衰えは日々感じますので、無理をしない程度にゆるく進んで行きます。 ブログは「サクラダファミリア」状態、徐々に形にしていきます。